三途の川は渡ったらだめだよ

今朝、いつものように仏様に手を合わせていると、「りつ」がやってきた。
しまった。和室のふすまを閉め忘れていた。
「りつ」は「そら」の写真に気づいた。
二本立ちで台に手を付け、「そら」の写真を見ている。
すぐに台に登り、写真の横に飾っている首輪のにおいをかいだ。
思い出したのだろうか・・・・・。

お昼に「りつ」は我が家の前の国道を渡った。
危ない!
大急ぎで国道を渡り、「りつ」を抱っこして連れ帰った。
「そら」を探しに行ったのかな?

以前、「りつ」が「そら」を連れて、国道を渡って帰ってきたのを知っている。
「そら」がはねられたのも、「りつ」を探しに行った可能性が強い。
朝、「そら」の写真を見て、においをかいだ「りつ」は「そら」を探しに三途の川を渡ったのかもしれない。夕方、再び三途の川を渡った。無事に帰ってきたが、いずれ「そら」と同じ運命をたどるかもしれない。

何匹の猫たちが三途の川を渡り帰ってこれなくなっただろうか。
数日前も川の向こうで、交差点の端っこにすわり、こちらに来ようとしている猫を見かけた。
やばいと思って、横断歩道の押しボタンを押して、猫を迎えに行った。
でも猫は逃げて行った。
こちら側で猫たちの気配や鳴き声を聞けば、こちらに来たくなるのは無理はない。
三途の川の向こうとこちら、渡らなければ命を全うできる。

「りつ」もう渡るなよ!

10月10日 
お昼過ぎの出来事です。
数日前、交差点の隅っこに座り、三途の川を渡ろうとしていた猫が、こちら側に渡ってきていた。
無事に渡ることができてよかった。
こちら側で、少しばかり旅をするなら、安全な場所でエサを与えてくれる人がいる。
それなのに・・・・・
猫族の社会は厳しいのか、我が家の「みー」が近づいて行った。
その猫は慌てて溝に逃げ込んだ。
「みー」を部屋に入れ、ルームランナーで歩いていると、嫁から訃報が届いた。
道路向こうの門で猫が死んでいるよ。
袋をもって、軍手をして、猫のところに向かう。
昼過ぎに三途の川を渡った猫だ。
夕方には虹の橋のたもとに行ってしまった。
近くのおばちゃんが、お世話をしている人に連絡するというので、袋に入れたまま置いてきた。
ちょうど、りつと同じぐらいの月齢だけど、やせていた。
お腹がすいていたんだろうね。
もし、生まれ変わることができたら、安心して暮らせる場所に生まれなさい。
 

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