Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン がんだ――!

昨日(2022.09.08)検査に行ってきました。
現在、3か月に1度、膀胱カメラで術後の経過と再発していないか検査しています。術後1年、最終BCG治療から11か月、膀胱もきれいな状態になり、手術前と変わらない状態まで回復しました。アメブロに載せていた記事です。

2021年4月22日 検査
血尿という異変に気付いて半年、原因が判明しない。
医師「今日の尿には異細胞が見られました」
ーーーーということは、癌の可能性が出てきたということか。
医師「血尿の原因をはっきりさせるために、膀胱カメラを使いましょう」
ーーーーこれまで嫌だと言って来たけど、異細胞となると観念するしかないか。
医師「もうここで日程を決めましょう」
ーーーーわかりました。

5月11日 膀胱カメラ検査
尿道からカメラを入れていく。モニターには自分の内部が映し出されていく。
医師「尿道に傷はありませんね」「前立腺もきれいだ」「いよいよ膀胱まで入れます」「あった。これですよ、血尿の原因は」
モニターにはイチゴみたいな腫瘍が揺れている。やばいな~~!
腫瘍は膀胱から尿道へつながる穴の上部にできていた。
尿意をもよおしおしっこが膀胱の上部から穴へ押し出される。その時に腫瘍が穴にくっついて出血する場合がある。それで、おしっこの最後に時々出血する時があるのだ。
医師「だまされていた。おしっこの最後に時々出血なので、尿道に傷がついているとばかり思っていた。すぐに手術ができる病院を予約しますから」
医師「医者っていうのは自分で見ないと信じられないから、データは送りますけど、明日も膀胱カメラをするかもしれませんよ」

5月12日 佐世保総合病院で検査
早朝より造影剤によるCT、肺機能、レントゲン、心電図など手術に向かって検査を受けた。それで終わりかと思いきや、最後に膀胱カメラを見ますから・・・・。
ちょっと待ってよ!
昨日も膀胱カメラをやって、そのデータは届いているはずでしょう。
・・・とは思ったものの、やっぱり自分の目で確認するしかないのだろうな。

5月23日 入院しました。
夕食後、下剤を飲むのが仕事。
下剤を飲むのなら、夕食はいらなかったんだけど・・・・・。

5月24日 手術です。
最初は朝一番に浣腸(笑)
さて、麻酔の話でも・・・・・。
手術室のベッドの上。
おう~~~! まさしくTVで見てきた手術室だ。

*麻酔
麻酔は下半身のみ。では、実況中継・・・・
痛み止めの注射をします。
麻酔を打ちます。
痛い! 痛み止めが効いていないのでは?
「冷たいですか」「冷たいです」
「どっちが冷たいですか」「上」
「感じますか」「感じます」
しばらくして・・・
「感じますか」「感じます」
さらにしばらくして・・・
「感じますか」「感じます」
そろそろ感じないと言わないといけないのかな?
「感じますか」「感じます」
急に周りがざわざわとなってきた。
「感じますか」「感じます」
・・・・・
「麻酔の追加・・・・」
「痛み止めの注射をします」
えっ、またそこからスタートするの?

*手術の実況中継
麻酔も効いて、さあ、手術のスタートだ。
すると突然警告音が鳴りだした。
回りがざわざわし始める
素人でも使用している機械に異常事態が発生したのがわかる。
「断線か?」
「鳴りやまないぞ?」
さらには紙をめくる音が・・・
おい、今さら説明書を見ているんじゃないだろうな(# ゚Д゚)
「交換して見ろ」
膀胱の中で爆発するんじゃなかろうか?
正常な部位を傷つけられたらたまったもんじゃない。
不安が頭の中を駆け巡る。
新しい機材を持ってきたのか、警告音は止み、お腹の中を耳かきみたいなもので引っ張る感触が伝わる。
ああ~、今、腫瘍を削っているんだな・・・。
「手術は終了しました。尿管を入れます」
手術の時に膝を少し曲げ、足乗せに。少し疲れる姿勢を脳が覚えている。
足が延ばされているのに、脳はその疲れる状態が続いている。
何とかしたい。
でも、下半身は動かない。身動き取れない。
脳が下半身を探している。
「俺の足はどこだ????」

*術後から回復
術後はナースセンターの中に寝かされた。
相変わらず身動きが取れないので、苦しい。
点滴を取り換える。
尿の状態を確認する。
たまに「だいじょうぶですか」と声をかけられる。
麻酔が少しずつ冷めてきた。
右足が少し動く。
左足はどこにあるのかさえ分からない。
やばいんじゃないのか???
左足がマヒしたままだったら、大変なことになるぞ!
時間が経過し、段々と左足にも感覚が戻ってきた。
人の体って不思議だな。左右でこんなにも回復に差が出るとは・・・・。

5月28日 退院です。
術後が順調で早めに退院できました。
尿管(カテーテル)が取れた後、すべてに尿を検査BOXに移します。
1度、おしっこが詰まった感じで、一気に出ると、血も固まりが。
さすがにびっくりした。
退院が伸びたと思いました。

6月7日 無理したかな
昨日は地域の奉仕作業。
無理したんだろうな???
術後で楽な場所を草刈り機でやればよかったような気がする。
手術前にも作業して、土曜日も作業して、日曜日も人より早くから。
そうして事前に数人分をやっておかないと、当日、短時間で終わらない。
昨日も、まだ大変な場所を2~3人作業を続けているのに、楽な神社の境内の人たちはジュースを飲みながら終わったつもりで遊んでいる。
これまでは見て見ぬふりをしていたんだけど、昨日は・・・・
「終わったのか!」
と、参道から叫んでしまった。
慌てて参道に降りてきて作業を始めた人たち。
まだ、手つかずの場所があるけど、体調が戻ったらやっておこう。
ストレスか、無理したせいか、水分が不足していたのか????
血尿が出始めた。
やばいな・・・・
また、入院の可能性があるかも。
外来は6月10日。
もし、明日も血尿が止まらなかった明日に外来を早めてもらうかな。

6月10日 手術後の結果を聞きに病院へ。
「やはり、癌でした。しかもかなりの高リスクに分類されています。」
予想外だった。
手術で取り除いて終わりだと思っていた。
お医者さんは続ける。
「今後、再発防止に抗がん剤ではなく、BCGを注入します」
結核菌を膀胱に注入して、膀胱の炎症を起こす。そして癌に対する抵抗力をつける。
何なのだろう????
帰って、膀胱がんの治療法を確認する。
「高リスク」という表現は、膀胱全摘除術と紙一重の位置に属していた。場合によっては全摘除になる場合もあった。
不幸中の幸いだよ。膀胱はかろうじて残ったから、男便所で立ションができる。
BCGは抗がん剤より重症の患部への治療方法だった。
副作用も多いみたいだ。
コロナのワクチン接種の関係から、8月下旬からの治療になるけど、生きていくためには避けられない。

9月1日 2度目のBCG膀胱注入療法を受けた。
1度目は何ともなかったので、安心していたら・・・・
「痛~~い!」排尿の度に涙を流しながらトイレを後にする。
熱も出てきたようだ!
平熱が36.5度から37.3度に上がった時点で、病院から処方されていたトンプクを飲んだ。
昔はトンプクというと真っ赤な薬紙に包まれた、粉で苦い飲みにくい薬だと記憶にある。
でも、今は錠剤で何の抵抗もない(笑)
いつから錠剤になったのだろうか?
何年この薬に縁がなかったのだろうか?
熱が下がり始めたのを確認して眠りについた。
朝、熱も平熱に戻り、痛みも消えていた。
昨日はCTも撮影した。
異常なしとのことだったので、癌の転移も再発生もないようだ。
ここが一番心配だったので、妻も私もひと安心。
痛くてもあと6回で癌から解放される。

9月28日 6回目のBCG膀胱注入治療が終了
今日は病院が超満員御礼でした。
午前9時30分に着いて、予約は10時30分。
泌尿科の前は座る場所もない。
11時30分に呼ばれて、診察を受ける。
「それでは準備をしますから、一旦ロビーでお待ちください」
ここから、準備ができるまで10分~20分。
トイレに行って膀胱を空っぽにして、名前を呼ばれるのを待つ。
12時半になっても、名前を呼ばれない。
「このやろ~!忘れているな!」
受付に忘れていないかと言うと、尿の回収コップを出す。
「まだ、注入していないよ」
すると、後ろからも、「こっちもまだやっていない」
残っているのは数人の患者しかいない。
やっと気づいてくれて、準備をして先生を呼びに行ってくれた。
ただ、ここから、尿の回収まで1時間。
終わったのは午後2時過ぎ。
信じられん!
前回から、治療日は頻尿と痛みがひどい。わずかだが出血もある。
今日、その話を先生にすると
「この治療は最初は何ともなくても、段々副反応が酷くなります」
聞いてなかったぞ~~!
今日は出血もあれば痛みで悲鳴を上げる。頻尿が酷く、シッコが出るまでが極端に短くなっている。
・・・・ってことは
60年ぶりにちびった~~~!(笑)
治療日の午後はオシメが必要かよ。
情けない!

10月5日 7回目のBCG膀胱注入治療が終了
痛~い!
痛~い!
痛~い!
痛~い!
前回よりも激痛が走る。
出血もひどい。
熱は38.3度まで上がった。
お昼に治療が終わり、少し落ち着いたのが今の時間。
それでも、排尿時は痛みが走る、出血もしている。
本当に回を追うごとに痛みがひどくなってきた。
残すところ1回。
今日以上の痛みがあるのだろうな。泣きそうだよ。
今夜は晩酌すらする気になれなかった。
明日は大丈夫かな・・・・・。

10月19日 8回目のBCG膀胱注入治療が終了。
「終わった~~!」
まだ、少し痛むけど、叫び声をあげるほどではない。
8回目の副反応は、熱は出なかった。
頻尿、激痛、出血は2日で和らいだ。
11月には膀胱カメラが待っている。それで、異常がなければ、完治になると思う。
後は再発しないように定期的な健診と早期発見で膀胱を守るぞ!

10月26日 無理がたたったのかな
23日の義弟の忌明け、机を運んだり弁当を運んだり、帰る人にお返しの品と弁当を配るなどなど、黙って見ているわけにはいかなかった。
正常な体なら何ともないような作業でも、治療中の個所には堪えたのだろう。
24日から出血があり、痛みが再び襲ってきた。
やばいよな・・・・・
26日になっても出血も痛みも治まらない。
痛み止めは飲み終えたので、以前に歯医者や別の処方でもらった痛み止めを飲む。
膀胱の中は見えないだけにきついな・・・・。
ネットで調べても、この症状なら、2週間たっても様子を見ましょうとしか言わないようだ。
仕方がないか!

11月9日、終わらな~~い!
本来ならばカメラで検査して終わりだったはず。
しかし、痛みが取れない。
病院では間違いなく炎症を起こしているので、カメラの検査はできないと、12月に延期になった。「カメラを今すると生々しい痛みを感じることになる」これが主治医の話だった。
どんだけ痛いのか見当がつく????
つくわけないじゃん(笑)
一連の治療が済んでいる以上、これ以上は自分でやるしかないか。
ここまでの経験から、冷えが一番悪い。
夜釣りに行くと頻尿と痛みが同時に襲ってくる。
腹巻で下腹部を冷やさない。
膀胱を柔らかくする漢方「ユリナールb」を飲んでみる。
腹巻も買ったし、パンストも釣りだけでなく常用してみよう。
とにかく次の検査日までに痛みをとらないと・・・・・。

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